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ヨーロッパの古い小さな街で、音楽のイベントに参加した、リンコちゃんのバンド。
その夜、出演を終えた、バンドメンバーのリンコちゃんとケイちゃんは、街の小さなカフェに寄った。
支払いを終え店を出た時、2人は手持ちの小銭がもう無い事に気づいた。
「宿までの帰りの電車賃、どうしよう?」
手持ちは、ハンディ・キーボードとギターだけ。
2人は、街かどで路上の弾き語りライブを始めた。
ジャズっぽいフォークソングが、街の人に受け、
空缶には、そこそこ投げ銭が集まった。
電車賃まであと少し。でも夜も更け始め、人通りも少なくなった。
足を止める人もいない。
それでも、2人は歌を続けた。
歌が終わると、頭の上で小さな拍手が聞こえ、
空からコインが降ってきて、空缶に落ちた。
「これで、宿に帰れる!」
喜んだ2人が見上げると、石造りの古い建物の屋根に
月の光に照らされた、1体のガーゴイルがいた。
その夜、出演を終えた、バンドメンバーのリンコちゃんとケイちゃんは、街の小さなカフェに寄った。
支払いを終え店を出た時、2人は手持ちの小銭がもう無い事に気づいた。
「宿までの帰りの電車賃、どうしよう?」
手持ちは、ハンディ・キーボードとギターだけ。
2人は、街かどで路上の弾き語りライブを始めた。
ジャズっぽいフォークソングが、街の人に受け、
空缶には、そこそこ投げ銭が集まった。
電車賃まであと少し。でも夜も更け始め、人通りも少なくなった。
足を止める人もいない。
それでも、2人は歌を続けた。
歌が終わると、頭の上で小さな拍手が聞こえ、
空からコインが降ってきて、空缶に落ちた。
「これで、宿に帰れる!」
喜んだ2人が見上げると、石造りの古い建物の屋根に
月の光に照らされた、1体のガーゴイルがいた。
ファンタジー
公開:19/06/02 12:38
更新:19/06/02 12:39
更新:19/06/02 12:39
バンド
雑貨関連の仕事をしています。こだわりの生活雑貨、インテリア小物やおもしろステーショナリー、和めるガラクタなどが好きです。
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