タイムスリップバナナ

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全身入れ墨の男が追いかけてきた。

殺し屋かもしれない。銃を持っている。男は距離を縮めてきた。その時だった。運悪く足元に落ちていたバナナの皮でスリップしてしまった!その瞬間、俺は気を失ったように闇の底へ落ちていった。

そこはジャングルの中だった。ドシンドシンと地響きが迫ってきた。ウソだろ…ティラノサウルスだ!どうやらバナナでスリップして恐竜時代にタイムスリップしたようだ。俺は必死で恐竜から逃げきった。だが元の世界に戻らなければ…そうだ!もう一度バナナでスリップすれば帰れるかもしれないぞ。
そう簡単にバナナは見つからなかった。
背中をポンと叩くやつがいた。チンパンジー?この時代に?そいつがバナナを差し出している。「くれるのか?ありがとう!」よし、これで元の世界に帰れるぞ。俺は助走をつけてバナナの皮でスリップした。

目が覚めると元の世界に戻ったようだ。


全身入れ墨の男が追いかけてきた。
ファンタジー
公開:19/05/31 19:10
更新:19/06/01 16:46
スクー 全身入れ墨タイムスリップ

豊丸晃生( 大阪 )

ショートショートの神様、星 新一を崇拝しています。お笑い好きで怪談も好き。
最近はスクーのお題からの作品を楽しく書かせていただいてます。お笑いネタのような作品が多いですね(笑)
【受賞作品】
「渋谷シティ」
渋谷ショートショートコンテスト優秀賞受賞。
「我が家の食卓」
ベルモニーショートショートコンテスト入賞。
「電車家族」
隕石家族ショートショートコンテスト入賞。

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