氷の女王

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去年の今日、僕は雪女と結婚した。しかもただの雪女じゃない。氷の女王と呼ばれる雪女だ。その冷たさと言ったら、普通の雪女が熱く思えるほどだ。
でも僕は暑がりだから大丈夫さ。真冬でもTシャツ短パンと言った小学生ルック。
寒くないかと聞かれれば、彼女といる時だけ長袖長ズボンを穿くようにしている。そのぐらいかな?
それに皆、彼女のことを誤解しているんだ。あんなに冷たい女のどこがいいんだと聞かれるけど、彼女、すっごく甘々なんだ。
寂しがり屋で甘えん坊。東北訛りの言葉が出た時、恥ずかしそうにするんだ。想像できないだろう?
その癖、女王と言われていることから人の目があるところでは僕に冷たくする。典型的なツンデレって奴さ。
僕の体を見てみなよ。彼女との幸せな生活のおかげで体重は100キロを超えたよ。
脂肪が寒さから身を守ってくれる。まさに幸せ太り様様さ。
僕からすれば、彼女は氷は氷でも氷砂糖の女王さ。
公開:19/05/31 18:15

幸運な野良猫

元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。

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