魂は君

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「いつまで眠っているつもりじゃ?」
目が覚めた。
戸を開け、目が焼ける。
村が襲われ、燃えている。
兵士は倒れ、橋は崩れた。
火を吹く魔界兵器。
吹雪のような火の連射砲が
襲いかかる。
「もう駄目だ」
と諦めかけた時、
父さんが、剣を振り上げ、食い止める。
「俺が火を何とかする」
父は叫んだ。
「おまえは兵器の中へ入って、
心臓部を破壊するんだ」
矢のように降り注ぐ空。
もう時間はなかった。
生きるために、マジになるしかないんだ。
魂の声よ、
拳を挙げて、我と共に。
異世界の友よ、
約束を忘れるな。
消して投げ出すなよ。
画面の向こうで、待っていてくれ。
真のエンディングは、
君たちにかかっているのだから。
ファンタジー
公開:19/05/31 09:20

小脇 進( 埼玉県 )

小脇 進と申します。
まだ小説も、ショートショートも書くのは初心者です。
※最近は詩作を中心に活動しています。

「分かってないなあコイツ」
と思っても、温かく見守っていて下さい。
よろしくお願いします。
                                                                               
2019年5月19日(日)17時55分頃より始めました。
以上です。

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