太陽の保育園

22
14

保育園の延長時間になった。
ママが迎えにくるまでもう少しだ。

僕は目の前の積み木を積み上げていく。周りの皆も思い思いの形に積み上げていく。

「あらカズ君、これはとても良いわね。洋風のお城かしら?素敵。あら、でもこれじゃ敵にすぐ攻められちゃうわね、作り直してみようか」

先生は積み木を崩してアドバイスをした。

「あら、ミヨちゃん。可愛いお庭!でも作り直してみようか」

「あら、コウヘイ君。格好いいライオン!でも作り直してみようか」

皆、先生の的確なアドバイスを受けて何度も作り直している。

「みんな、先生の身長の高さまで積み上げたらママが迎えに来るからね。頑張ろうね!」

頑張れ!頑張れ!と他の先生達も僕らを応援する。

先生が近寄ってきた。

「素敵ね!でも土台が脆いから作り直してみようか」

もう何年積んでいるのだろう。
僕は遠くなってきた耳で先生達のエールをボーッと聞いていた。
ホラー
公開:19/05/30 13:29
更新:19/06/19 18:58
スクー 延長保育応援合戦 太陽の Sun's 三途

たらはかに( 日本 )

9月は坊ちゃん賞を書くので更新止まります!すみません!!

「平安時代初期には【たらはか】という言葉が存在していました。【自分らしく生きる】という意味だったそうです。私は自分らしさを見つけるべく「たらはかに」という名前に……」突然、真紅のハサミが私の首を落とした。「ナマエカブッテル」犯人はゆっくりと横歩きで逃げていった。

https://twitter.com/tarahakani
猫ショートショート入選 猫いちご練乳味

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容