新しい日の新しい家
6
8
都会では忙しく、
田舎では不便がある。
そう二人で決めて、
都心から離れた郊外の
住宅地を選んだ。
その角を曲がれば家はあった。
とはいっても、まだ新築工事中。
僕が様子を見に来た。
中から作業着を着た男が出てきた。
「わざわざすみません。どうぞ中へ」
そう言って、現在進行形の家の出来を見せてくれた。
木の香りが鼻に通る。
意外と中は広い。
天井には窓があり、陽の光が入ってきた。
正午。待ち合わせのカフェで、
コーヒーをすする。
カラン、コロンと音がすると、
妻はドアを開けて入っていた。
手招きして、席に座らせる。
「どうだった?」
僕は目を見た。
「うん、生まれるといいな」
そうお腹に手を当て、微笑んだ。
二人で決めた新しい日。
我が家の暮らしはこれからなのだ。
田舎では不便がある。
そう二人で決めて、
都心から離れた郊外の
住宅地を選んだ。
その角を曲がれば家はあった。
とはいっても、まだ新築工事中。
僕が様子を見に来た。
中から作業着を着た男が出てきた。
「わざわざすみません。どうぞ中へ」
そう言って、現在進行形の家の出来を見せてくれた。
木の香りが鼻に通る。
意外と中は広い。
天井には窓があり、陽の光が入ってきた。
正午。待ち合わせのカフェで、
コーヒーをすする。
カラン、コロンと音がすると、
妻はドアを開けて入っていた。
手招きして、席に座らせる。
「どうだった?」
僕は目を見た。
「うん、生まれるといいな」
そうお腹に手を当て、微笑んだ。
二人で決めた新しい日。
我が家の暮らしはこれからなのだ。
その他
公開:19/05/30 10:44
小脇 進と申します。
まだ小説も、ショートショートも書くのは初心者です。
※最近は詩作を中心に活動しています。
「分かってないなあコイツ」
と思っても、温かく見守っていて下さい。
よろしくお願いします。
2019年5月19日(日)17時55分頃より始めました。
以上です。
ログインするとコメントを投稿できます