味覚翻訳装置

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「プリンアラモード食べたいなぁ」「プリンアラモード?」
「食べた事ない?」私は検索した画像を彼に見せた。
「見た事はあるけど・・」
「それって人生半分損してる」
「そんな大げさな」
「プルプルプリンの上に生クリーム。一緒に食べたらもう死んじゃう。ウエハースをキャラメルにひたしてパクっと、ん〜絶妙マッチョなんだよー」
「絶妙マッチョって」
「それくらい美味しいって事!」
「味覚翻訳装置持ってるから、教えてよ」穴開きトローチを鞄から取り出した彼。1個ずつ口の中へ入れた。私はプリンアラモードを思い浮かべる。生クリームとプリン、キャラメルにウエハース。一緒に食べたところを想像する。味の想像を味覚に変換してくれるトローチ。彼の口の中はプリンアラモードになってるはずだ。
「うま!プリンに生クリーム最高じゃん!」私はちょっとイタズラをした。「ウヘッ、そばつゆの味がする」
キャハッハッと大声で私は笑った。
ファンタジー
公開:19/05/25 14:18

まりたま

いつか絵本を1冊出せたら...
そう思いながら書いてます。
少しだけホッコリしていただければ嬉しいです。
でも、たまにブラックも書きますけど。

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