朝の二人
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「おはよう」
私がリビングに入ると、彼はいつものように新聞を見ながらいう。
彼はいつも、早起きだ。
コーヒーを淹れると、彼はすぐに一口飲む。
「うん。今日も美味しいよ」
そういうけれど、新聞から目を離しはしない。
私はパンを焼きながらいった。
「今日はちょっと遅くなるから」
そういうと、彼は新聞を折りたたんだ。
「じゃあ、今日の夕食は任せてよ。肉にしようか、魚にしようか」
「そうね。魚がいいわ。最近ダイエット中なの」
「分かった」
そういうと、彼はまた新聞を広げた。
このところ、私が彼より少しはやく家を出ている。
「行ってきます」
「ああ、行ってらっしゃい」
そういうと、彼は私の頬にキスをした。
これが、どうしても好きになれないでいる。
「これは、あんまりしてほしくないかな」
私がいうと、彼は驚いたようだったが、やがて
「だって、君が好きだから」
と、照れくさそうにいった。
私がリビングに入ると、彼はいつものように新聞を見ながらいう。
彼はいつも、早起きだ。
コーヒーを淹れると、彼はすぐに一口飲む。
「うん。今日も美味しいよ」
そういうけれど、新聞から目を離しはしない。
私はパンを焼きながらいった。
「今日はちょっと遅くなるから」
そういうと、彼は新聞を折りたたんだ。
「じゃあ、今日の夕食は任せてよ。肉にしようか、魚にしようか」
「そうね。魚がいいわ。最近ダイエット中なの」
「分かった」
そういうと、彼はまた新聞を広げた。
このところ、私が彼より少しはやく家を出ている。
「行ってきます」
「ああ、行ってらっしゃい」
そういうと、彼は私の頬にキスをした。
これが、どうしても好きになれないでいる。
「これは、あんまりしてほしくないかな」
私がいうと、彼は驚いたようだったが、やがて
「だって、君が好きだから」
と、照れくさそうにいった。
公開:19/05/25 10:54
歓びは朝とともにやってくる。
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