田舎暮らしの私たち
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さらさらと川は流れていた。
私は、川に洗濯に来た。
この川の綺麗な事に驚いた。
村に越して来たのは一年前。
夫が都で役人勤めをしていたが、
やむなく辞める事になった。
都は確かに華やかで賑やかで楽しかったそう。
でも、意地汚さ、出世の事しか興味がない人に嫌気がさしていたみたい。
それが解放されて、夫も幸せのようだった。
夫は毎日山に柴刈りに行っている。
家に帰ってくる頃、木の枝を篭に抱えて
「今度は加工して装飾品を作る。」
とても満足そうだった。
そういえば、この前竹取りに行った夫は赤ん坊を抱えて帰って来た。
「育てていこう」
と言っていたけど、お金も物も無い生活。これからどうしよう?
そう思っていたら、川上から大きな桃が流れてきた。
良かった。今日の食べ物にありつけた。
夫にはもっと元気になって、家を支えてもらわなくちゃ。
私は、暖かい日差しの心地よさを感じて、そっと桃に手を伸ばした。
私は、川に洗濯に来た。
この川の綺麗な事に驚いた。
村に越して来たのは一年前。
夫が都で役人勤めをしていたが、
やむなく辞める事になった。
都は確かに華やかで賑やかで楽しかったそう。
でも、意地汚さ、出世の事しか興味がない人に嫌気がさしていたみたい。
それが解放されて、夫も幸せのようだった。
夫は毎日山に柴刈りに行っている。
家に帰ってくる頃、木の枝を篭に抱えて
「今度は加工して装飾品を作る。」
とても満足そうだった。
そういえば、この前竹取りに行った夫は赤ん坊を抱えて帰って来た。
「育てていこう」
と言っていたけど、お金も物も無い生活。これからどうしよう?
そう思っていたら、川上から大きな桃が流れてきた。
良かった。今日の食べ物にありつけた。
夫にはもっと元気になって、家を支えてもらわなくちゃ。
私は、暖かい日差しの心地よさを感じて、そっと桃に手を伸ばした。
その他
公開:19/05/27 10:18
小脇 進と申します。
まだ小説も、ショートショートも書くのは初心者です。
※最近は詩作を中心に活動しています。
「分かってないなあコイツ」
と思っても、温かく見守っていて下さい。
よろしくお願いします。
2019年5月19日(日)17時55分頃より始めました。
以上です。
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