おばあさんのせんたく
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昔々あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。
おばあさんが川で洗濯していると、川上の方から
どんぶらこ、どんぶらこと大きな桃が流れてきました。
つづけて、その後ろから大きな樽に乗って
どんぶらこ、どんぶらことわがまま娘が流れてきました。
おそらくいつものように、家出をしてきたのでしょう。
おばあさんには、両方とも拾い上げる時間も体力もありません。
早く洗濯を済ませたいおばあさん。片方だけ選択します。
「おばあさん……また?」
わがまま娘は気だるそうに言います。
「そんなこと言わないで、早くお家にお帰り」とおばあさん。
「……はぁい」
おばあさんの有無を言わせない声色に、わがまま娘は仕方なく帰っていきました。
まだ、おばあさんは知りませんでした。
この選択が、人類を存亡の機に追い込むことになろうとは。
おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。
おばあさんが川で洗濯していると、川上の方から
どんぶらこ、どんぶらこと大きな桃が流れてきました。
つづけて、その後ろから大きな樽に乗って
どんぶらこ、どんぶらことわがまま娘が流れてきました。
おそらくいつものように、家出をしてきたのでしょう。
おばあさんには、両方とも拾い上げる時間も体力もありません。
早く洗濯を済ませたいおばあさん。片方だけ選択します。
「おばあさん……また?」
わがまま娘は気だるそうに言います。
「そんなこと言わないで、早くお家にお帰り」とおばあさん。
「……はぁい」
おばあさんの有無を言わせない声色に、わがまま娘は仕方なく帰っていきました。
まだ、おばあさんは知りませんでした。
この選択が、人類を存亡の機に追い込むことになろうとは。
その他
公開:19/05/23 09:07
スク―
わがまま娘、どんぶらこ
たくさん物語が作れるよう、精進します。
よろしくお願いします!
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