見えない引っ掛かり
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「なんだよこれ?どうなっているんだ?」
中の引き出しはつかえて出せなかった。
おもいっきり引いて、後ろに反った。
いっこうに動かない。
後ろから誰かがささやいた。
「引いて駄目なら押してみな」
すると、ところてんのように、
するすると引き出しは床に落ちた。
「一体どうして?」
男はニヤリと表情を見せた。
「あなたのことです。きっとこうだと思いました」
彼の言っている意味は分からなかった。
「夢が覚めたら、分かるでしょう」
はっとした。
ガバッと布団から起きる。
そして、机の引き出しからノートを取り出し、アイデアを書き留める。
これで、続きが書ける。
私の夢が一歩近づいた。
そうして、執筆を続ける。
ひとつのアイデアは、
見えない引っ掛かり。
それが、物書きの宿命かと
しみじみ思うのだった。
中の引き出しはつかえて出せなかった。
おもいっきり引いて、後ろに反った。
いっこうに動かない。
後ろから誰かがささやいた。
「引いて駄目なら押してみな」
すると、ところてんのように、
するすると引き出しは床に落ちた。
「一体どうして?」
男はニヤリと表情を見せた。
「あなたのことです。きっとこうだと思いました」
彼の言っている意味は分からなかった。
「夢が覚めたら、分かるでしょう」
はっとした。
ガバッと布団から起きる。
そして、机の引き出しからノートを取り出し、アイデアを書き留める。
これで、続きが書ける。
私の夢が一歩近づいた。
そうして、執筆を続ける。
ひとつのアイデアは、
見えない引っ掛かり。
それが、物書きの宿命かと
しみじみ思うのだった。
その他
公開:19/05/24 11:28
小脇 進と申します。
まだ小説も、ショートショートも書くのは初心者です。
※最近は詩作を中心に活動しています。
「分かってないなあコイツ」
と思っても、温かく見守っていて下さい。
よろしくお願いします。
2019年5月19日(日)17時55分頃より始めました。
以上です。
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