ギフトカタログ

2
5

「ねえ見てあなた、このスイーツ凄く美味しそう!ああでも、こっちのカタログの方がいいかしら?お肉やお酒も捨てがたいわね…あなたはどう思う?お義母さん、どれを送ったら喜ぶかしら?」

「なぁ…頼むから、もう母さんにギフトカタログだけ送るのはやめてくれないか…まるで僕達がそのギフトカタログに載っている商品を催促しているみたいじゃないか…」

「みたい、じゃなくて催促しているのよ。だってお義母さん、毎年ギフトカタログ送ったら絶対その中の商品を送って来てくれるんですもの!お義母さんのセンス、私と凄く似ているみたいで大好き!」

「君は、そのギフトカタログから母さんに何か送ろうって気はないのかい?」

「それはあなたの役目でしょ」
公開:19/05/19 19:11

幸運な野良猫

元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容