考古学研究室

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「長年の研究からこの化石の答えを導いた」
「教授!これはすごいアプローチです」
「おだてないでくれ。定説の『ガッツ』に私は疑問を抱いていたのだ。大体なんで嬉しいと拳を内に入れて引くのだ?動物は内側に脚を寄せたら転ぶだろ。人間も動物だ。そんな転倒で死を招く危険を犯してまでも、喜びを表現するか?」
「しかし、あのカーネルサンダース1985石碑に『喜びで川に身を投げる者がいた』と」
「いや、あれはごく一部の縞々部族特有の喜びの表現だったのではないかと。私はあの石碑のアンチテーゼからこの『リア2019充原人』の化石の謎を解明した」
「この充原人の上腕骨の垂直、そして大腿骨脛骨腓骨が徐々に湾曲これは…」
「喜びの『リ』地球はこの時代、月と同じ空間を亜空間で操作し重力波を発生『リ亜重』を完成させ浮いていた」

日誌4568年 私の心臓に搭載された動力炉の火が燃え尽きるまで、教授と歴史を紐解く決意をー
SF
公開:19/08/08 23:55
更新:19/08/09 08:10
スクー 絶滅したリア充

さささ ゆゆ( 神奈川 )

最近生業が忙しく、庭の手入れが疎かな庭師の庭でございます。

「これはいかんっ!!」と突然来ては草刈りをガツガツとし、バンバン種を撒きます。

なので庭は、愉快も怖いも不思議もごちゃごちゃ。

でもね、よく読むと同じ花だってわかりますよ。


Twitter:さささ ゆゆ@sa3_yu2





 

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