メロンソーダの1滴

1滴目
「Don‘t put anything on the piano」
と書かれたプレートがピアノの上に置いてある。

2滴目
「おい、俺らは友達だろ！何に拗ねてんのか、俺に言ってみろよ！」
「それを誰も分かってくれないから拗ねてるんだよ…。」

3滴目
「お帰りなさいませ、ご主人様♡」
「随分辺鄙なとこにあるんだねえ。船頭さんの舟に乗ったのなんて人生で初めてだよ。」
「あら、もう人生は終わっておいででは……」
「…あっ！ここは冥土喫茶だ！」

4滴目
ママ、あのおじさん楽しそうだよ。
トゥルルットゥルー、トゥルルットゥルーって歌ってる。
僕も歌おう。トゥルルットゥルー♪
…あれ……ママ？そっち行ったら遠回りだよ？

1滴目+レモン
彼はそのプレートを置くことがプレートの注意書きに矛盾していないことに気づいた。なぜなら「Don‘t」の「‘」は「’」でない為、この文は意味を成さないのだ。