甘いエサ
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午前二時。新調したMacBookで作業を進める。
おや、見慣れないアプリがある。おいしそうなお菓子のイラストが描かれているアイコン。
甘いもの好きの僕は、思わず開いてしまう。眠気のせいだ、と自分に言い聞かせて。
画面に様々なお菓子の写真が映し出される。おいしそう。触れないと分かっていながら、液晶に触れる。
え!? 手が通り抜けた。
中のお菓子を掴める。引っ張り出せる。
なんと! 食べられる!
僕は夢中になってお菓子を食べる。
無料で! こんなに、食べ放題!
お菓子に夢中になった僕は、目の前のMacBookがよだれを垂らしているのに気付かなかった。
「MacBookに擬態する生き物? なんだそれ」
「近付いた人間を油断させて、食べてしまうらしいですよ」
「……そんなの都市伝説だって言える状況なら良かったんだが」
現場の惨状を目にして鑑識係は顔をしかめた。
「そんなことあるわけが……」
おや、見慣れないアプリがある。おいしそうなお菓子のイラストが描かれているアイコン。
甘いもの好きの僕は、思わず開いてしまう。眠気のせいだ、と自分に言い聞かせて。
画面に様々なお菓子の写真が映し出される。おいしそう。触れないと分かっていながら、液晶に触れる。
え!? 手が通り抜けた。
中のお菓子を掴める。引っ張り出せる。
なんと! 食べられる!
僕は夢中になってお菓子を食べる。
無料で! こんなに、食べ放題!
お菓子に夢中になった僕は、目の前のMacBookがよだれを垂らしているのに気付かなかった。
「MacBookに擬態する生き物? なんだそれ」
「近付いた人間を油断させて、食べてしまうらしいですよ」
「……そんなの都市伝説だって言える状況なら良かったんだが」
現場の惨状を目にして鑑識係は顔をしかめた。
「そんなことあるわけが……」
ホラー
公開:19/08/08 20:54
スク―
甘いMacBook
たくさん物語が作れるよう、精進します。
よろしくお願いします!
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