ロボットと人間は共存出来たのか?
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時は2020年、オリンピックを終えた日本に、2060年から使者がやってきた。
彼らは政治家の中から代表者を選び出し、未来の東京を見て意見を述べて欲しいと言う。そして代表者達は、未来へ旅立って行ったのだった。
未来の東京は、今の東京とはまるで別物のように進化を遂げていた。案内役の説明によると、四十年の間に日本の技術はさらに飛躍的に向上し、今では人間と全く同じ思考が出来るAIなど当たり前なのだそうだ。ロボットにも市民権が与えられ、人間とロボットが協力して政治を行っているという。代表者の1人が言った。
「この分ならこの国は経済も順調に発展しているのでしょう?」
すると、案内役は首を振って、
「いいえ、AIやロボットの思考がまるっきり人間と同じものになったおかげで、無尽蔵に増え続けるロボットにまで給料を払わなくてはならなくなって、この国の経済はここの所二十年赤字続きなんです。」
彼らは政治家の中から代表者を選び出し、未来の東京を見て意見を述べて欲しいと言う。そして代表者達は、未来へ旅立って行ったのだった。
未来の東京は、今の東京とはまるで別物のように進化を遂げていた。案内役の説明によると、四十年の間に日本の技術はさらに飛躍的に向上し、今では人間と全く同じ思考が出来るAIなど当たり前なのだそうだ。ロボットにも市民権が与えられ、人間とロボットが協力して政治を行っているという。代表者の1人が言った。
「この分ならこの国は経済も順調に発展しているのでしょう?」
すると、案内役は首を振って、
「いいえ、AIやロボットの思考がまるっきり人間と同じものになったおかげで、無尽蔵に増え続けるロボットにまで給料を払わなくてはならなくなって、この国の経済はここの所二十年赤字続きなんです。」
SF
公開:19/08/06 18:10
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