キャメル
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キャメル王女「ああ、どうして、私は哀しみばかりを表現してしまうのかしら。綺麗な花が咲いていたら、それを表現するばいい。高く聳える山があるのなら、寛容な心を伝えればいい。それなのに、私は常に、顔を露で濡らして、目を枯らし、いつも、いつも、同じ過ちを繰り返す」
使いの者「これは、これは、キャメル王女。相変わらず、現実に打ちのめされた鬱のように、顔を水に浸してしまっているではありませんか?さあ、こちらのハンケチをお使いください。これがあれば、キャメル王女の雨模様を常に晴れ渡らせてくれますよ」
キャメル王女「どうもありがとう。それで、今、広間のほうで行われている宴は何かしら?」
使いの者「あちらは、またしても、哀しみ。さあ、目を世迷いのカーテンで塞いでください」
使いの者「これは、これは、キャメル王女。相変わらず、現実に打ちのめされた鬱のように、顔を水に浸してしまっているではありませんか?さあ、こちらのハンケチをお使いください。これがあれば、キャメル王女の雨模様を常に晴れ渡らせてくれますよ」
キャメル王女「どうもありがとう。それで、今、広間のほうで行われている宴は何かしら?」
使いの者「あちらは、またしても、哀しみ。さあ、目を世迷いのカーテンで塞いでください」
その他
公開:19/08/01 23:13
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