吸い込まれる

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ワァ~、吸い込まれる。あいつが俺を堕落させようと手招きしている。
負けるものか。俺はお前になんか絶対に屈しない。何があってもな
目の前に現れた美女は俺に魅惑の魔法を使った
「ねぇ~、お願い、何でも言うこと聞くから、ね」
「くそ~、そんな事を信じられるものか。どうせ、俺の金が目的なんだろ。金が無くなったら俺から離れていくくせに」
「も~、何でそんなことを言うかな。プンプン。私がそんな女に見える?」
美女は俺の方へ顔を近づけて来た。
「ちょっと、顔が近いよ。ほら、みんなが見ているだろ。離れて、離れて」
俺は手で制し、美女と距離を置いた
「やだ~、可愛い。照れちゃって」
「そ、そんなんじゃないよ」
「嘘だ~、顔に出てる。もしかして、私に惚れちゃった、クスッ」
「そんなんじゃないったら」
「それじゃ、もう少し私と一緒にいたい?私の事好き?」
「うん」
「マスター、こちらのお客様、延長ですって」
公開:19/08/01 22:57
更新:19/08/01 22:59

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