吸い込まれる
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ふと、私がラジオを点けると一人の女性パーソナリティの声がした。
「月の音色 radio for your pleasure tomorrow」
その声は実に透き通る声だった。
例えるならギリシャ神話に出て来るセイレーンの声。
(まあ、実際にセイレーンの声を聞いた事はないが・・・)
その声を一度聞いた者は魅了され、彼女の虜になってしまうと言うあれだ。
その証拠に私はラジオから聞こえてくる彼女の声にぐいぐい引き寄せられた。
数ヶ月後、私はラジオのヘビーリスナーになっていた。
ある時、彼女は「月の文学館」と言うコーナーを創設した。
四百字のストーリをリスナーに募集し、採用されれば彼女がそれを朗読すると言うのである。
「なんだとっ、最高じゃないか」
私は自分が考えたストーリを彼女の声で聴ける喜びに全身が打ち震えた。
そして、いざ原稿へ
気が付けば、私は吸い込まれる様にすやすやと眠っていた。
「月の音色 radio for your pleasure tomorrow」
その声は実に透き通る声だった。
例えるならギリシャ神話に出て来るセイレーンの声。
(まあ、実際にセイレーンの声を聞いた事はないが・・・)
その声を一度聞いた者は魅了され、彼女の虜になってしまうと言うあれだ。
その証拠に私はラジオから聞こえてくる彼女の声にぐいぐい引き寄せられた。
数ヶ月後、私はラジオのヘビーリスナーになっていた。
ある時、彼女は「月の文学館」と言うコーナーを創設した。
四百字のストーリをリスナーに募集し、採用されれば彼女がそれを朗読すると言うのである。
「なんだとっ、最高じゃないか」
私は自分が考えたストーリを彼女の声で聴ける喜びに全身が打ち震えた。
そして、いざ原稿へ
気が付けば、私は吸い込まれる様にすやすやと眠っていた。
公開:19/07/30 03:33
更新:19/07/30 04:36
更新:19/07/30 04:36
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