G vs.おとん!
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「いい加減やめろや。タバコ」苦くて、吐き気がする匂いに鼻をさす。
「黙っとれ」一喝して、また、タバコに火をつけた。仕切りに冷蔵庫を睨んでいる。様子がおかしい。
「…どうしたん」恐る恐る聞いた。
「奴がおる」そう呟いた。
「奴って…」俺は正体を察した。冷蔵庫の隙間から黒光りした顔を覗かせている。
「キモっ…おとん!殺虫剤!」俺は慌てた。
「切らしとる」一言で終わりだった。おとんは、読みかけの新聞をものすごい勢いで棒にし、奴が出てくるまで待ち構えた。奴は、触覚をクネクネさせていた。
「それで倒せるんか」
「黙っとれ」また、一喝された。
「来る」おとんが言った途端、奴は堂々と出てきた。おとんは、即座に棒を振りかざすが、奴は、巧みに避け、おとんに近づいていき、不気味な羽音をたてながら、おとんの顔めがけて飛んでいった。
「ぎゃぁ」聞いたことのないおとんの声だった。おとんの顔は…ご想像にお任せする。
「黙っとれ」一喝して、また、タバコに火をつけた。仕切りに冷蔵庫を睨んでいる。様子がおかしい。
「…どうしたん」恐る恐る聞いた。
「奴がおる」そう呟いた。
「奴って…」俺は正体を察した。冷蔵庫の隙間から黒光りした顔を覗かせている。
「キモっ…おとん!殺虫剤!」俺は慌てた。
「切らしとる」一言で終わりだった。おとんは、読みかけの新聞をものすごい勢いで棒にし、奴が出てくるまで待ち構えた。奴は、触覚をクネクネさせていた。
「それで倒せるんか」
「黙っとれ」また、一喝された。
「来る」おとんが言った途端、奴は堂々と出てきた。おとんは、即座に棒を振りかざすが、奴は、巧みに避け、おとんに近づいていき、不気味な羽音をたてながら、おとんの顔めがけて飛んでいった。
「ぎゃぁ」聞いたことのないおとんの声だった。おとんの顔は…ご想像にお任せする。
その他
公開:19/07/28 18:25
人間のキラキラとしたところ、弱さ、愚かさ、醜さ、温かさ、愛おしさ、優しさ、面白さ…
人間とは何かを追求して書きたいと思います。
稚拙な文章で読みにくいと思いますが、読んでいただけると、とても嬉しいです。
のろのろ投稿です。。。
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