宇宙百景
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荒れ果てた土地で、真っ暗な空を仰ぎ、天上に浮かぶ星を見ながら二人の男が話をしていた。
「昔、あの星にも文明があったらしいよ。今のボロボロの姿からは想像も出来ないね」
「資源も自然も食料も文化も、とても素晴らしい星だったって聞いたけど。どうして滅んだんだっけ」
「コミュニケーションと、理解しようとする寛容さ、それと、思考停止だね。特に末期は酷かったらしいよ。変わろうとする気なんて、全く無くなってたらしいから」
「緑と青の綺麗な星だったらしいねえ。こことは大違いだったのに、勿体無い」
滅びゆく地球を捨て、月に人類が移住して三世紀。
男達は、のんびりとしたものだった。
「昔、あの星にも文明があったらしいよ。今のボロボロの姿からは想像も出来ないね」
「資源も自然も食料も文化も、とても素晴らしい星だったって聞いたけど。どうして滅んだんだっけ」
「コミュニケーションと、理解しようとする寛容さ、それと、思考停止だね。特に末期は酷かったらしいよ。変わろうとする気なんて、全く無くなってたらしいから」
「緑と青の綺麗な星だったらしいねえ。こことは大違いだったのに、勿体無い」
滅びゆく地球を捨て、月に人類が移住して三世紀。
男達は、のんびりとしたものだった。
SF
公開:19/07/27 21:45
月
未来
空想
不思議
優しい世界の話。
遥かなる宇宙の話。
夏の陽だまりの中の話。
世界を覆い尽くす青空の話。
あなたの隣に居る私の話。
そんな、日常から宇宙の果てまで存在する、不思議で空想的な話を紡いでいきます。
時々ホラーも書くかも知れないけれど。
BOOTHにて作品集と長編小説を販売しておりますので、お気に召しましたら是非。
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