パティスリー「ベリショーズ」
7
14
「たまにはケーキでも買って帰るか」
僕は新しくできたケーキ屋さんに寄った。
「イチゴショートを4つ」
妻の大好物だ。きっと喜ぶにちがいない。
箱には「ベリショーズ」の文字。可愛らしいケーキのイラストが添えられている。
妻は満面の笑みで出迎えてくれた。
「ねぇ、早く開けようよ」
中にはショートケーキとパンフレットが入っていた。パンフレットにはこうある。
「ベリショーズのケーキは、職人が一つ一つ心をこめて作っています。同じものはありません」
確かに同じケーキなのに色も形も違うようだ。変わったお店だなぁ。
妻は早速、ケーキを一口食べた。
「クリームが濃くて美味しい!」
もう一つはさっぱりしていたという。あの説明は本当だったんだ。
カタン。箱が動く音がする。
「それでは、どうぞお楽しみください」
ケーキのイラストがウインクした。
僕は新しくできたケーキ屋さんに寄った。
「イチゴショートを4つ」
妻の大好物だ。きっと喜ぶにちがいない。
箱には「ベリショーズ」の文字。可愛らしいケーキのイラストが添えられている。
妻は満面の笑みで出迎えてくれた。
「ねぇ、早く開けようよ」
中にはショートケーキとパンフレットが入っていた。パンフレットにはこうある。
「ベリショーズのケーキは、職人が一つ一つ心をこめて作っています。同じものはありません」
確かに同じケーキなのに色も形も違うようだ。変わったお店だなぁ。
妻は早速、ケーキを一口食べた。
「クリームが濃くて美味しい!」
もう一つはさっぱりしていたという。あの説明は本当だったんだ。
カタン。箱が動く音がする。
「それでは、どうぞお楽しみください」
ケーキのイラストがウインクした。
その他
公開:19/07/27 19:40
更新:19/07/28 05:28
更新:19/07/28 05:28
ベリショ祭り
短い物書き。
皆さんの「面白かったよ!」が何よりも励みになります。誰かの心に届く作品を書いていきたいです。
54字の物語・更新情報はTwitterでチェック! ぜひ遊びに来てください。
https://twitter.com/leyenda_rosa
ログインするとコメントを投稿できます