絶品人魚
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「これが人魚の肉なのか......。美味い!」
俺は、調理してくれた友人に脇目も振らず夢中で食った。
「ハハハ。そんなに一生懸命食べてくれて嬉しいよ。苦労して料理した甲斐があった」
「え?人魚を料理するのってそんなに難しいのか?」
俺は思わず手を止めた。
「まぁね」
友人は笑みを浮かべながら続ける。
「人魚の下半身の部分は臭みが凄くてね。汚い水で育ったボラみたいなんだよ」
「なるほど。それを消すための裏技があるわけだね」
「いや、ないよ」
友人はとぼけた様子で言った。
「いやいや、じゃあどうやって臭みを消すんだよ」
「人魚の下半身は食わないんだよ。俺らが食うのは上半身だけ」
俺は調理の過程を想像し、食べたものを全て吐いた。
俺は、調理してくれた友人に脇目も振らず夢中で食った。
「ハハハ。そんなに一生懸命食べてくれて嬉しいよ。苦労して料理した甲斐があった」
「え?人魚を料理するのってそんなに難しいのか?」
俺は思わず手を止めた。
「まぁね」
友人は笑みを浮かべながら続ける。
「人魚の下半身の部分は臭みが凄くてね。汚い水で育ったボラみたいなんだよ」
「なるほど。それを消すための裏技があるわけだね」
「いや、ないよ」
友人はとぼけた様子で言った。
「いやいや、じゃあどうやって臭みを消すんだよ」
「人魚の下半身は食わないんだよ。俺らが食うのは上半身だけ」
俺は調理の過程を想像し、食べたものを全て吐いた。
ホラー
公開:19/07/27 19:33
ショートショートに魅入られて自分でも書いてみようと挑戦しています。
悪口でもちょっとした感想でも、コメントいただけると嬉しいです。
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