我らの国!

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研究所から逃げ出した実験体たち。彼らは人間ではない。異形の怪人だった。怪人たちは誓った。
「身勝手な人間どもに復讐し、我らの国を作り上げる!」と

だが拠点は必要。発見した廃村の掃除から始めた。
しかし廃村は古く、設備も不十分。武器も必要、戦闘服も欲しい。
でも金は無い。結果、人間に姿が近いモノが街で働くことになった。

働くっていい。辛いこともある。引き裂こうか迷うクソ野郎も多い。でも汗水垂らすって気持ちがいい。そして人間界でも差別や偏見、邪魔者扱いされる個体がいるようだ。コイツらは俺たちと一緒だ。
そうだ!お前ら俺たちと一緒に来ないか?

数年後、村は栄えていた。誰でも差別なく受け入れてくれる場所がある。そんな噂を聞いた人間が怪人たちの元に集まったのだ。皆で畑を耕し、魚を取り、飯を食う。
当初の目標とズレている事を、怪人たちは気に留めなかった。もう自分たちの国はここにあるからだ。
その他
公開:19/07/26 10:45

ソー7

思いついた突拍子もない事を、形に出来たら面白いだろうな。と思って登録しました。
なので、頻繁じゃないかもしれないし、方向性もバラバラな話ばかりだと思いますが、よろしくどうぞ。

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