呪いの人形と…

2
7

私はただ、友達が欲しいだけだ。ずっと一緒にいてくれるだけでいい。私の願いはそれだけなのに…
「捨てたはずの人形が俺のすぐ傍にいるんだよ…」
「燃やしたのに何で無事なの!?」
友人だと思っていた人は皆、私を畏怖する。そんな目を向けないで…やめて…やめて…ヤメロ!
私は気が付くと刃物を握りしめていた。
ああ…またやってしまった…

そんな私を友達と呼んでくれる人が現れた。その人、私に貴重品の数々を持たせた。
「この人形、絶対に戻って来てくれるんだよね。良かった~。貴重品持たせておいたら絶対失くすことないじゃん」
…そうきたか…しかし、期待されることは嬉しい。
私は忘れっぽい友人が貴重品を忘れる度にそれらを抱えて戻っていった。

『あんたのおかげでだいぶ楽になったよ…』
財布の中から声が聞こえてきた。
気になって開けてみるとそこにはこっくりさんに使われた10円玉が入っていた。
私に呪友が出来た。
ホラー
公開:19/07/25 18:46

幸運な野良猫

元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容