月面警察

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1969年7月20日、アポロ11号が月面着陸に成功した。
「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」
アームストロング船長は高らかに宣言した。

その頃、月面警察の署長は大慌てしていた。
「まさか人類が月に侵入する日が来るとは!」

全ての部下を集めて指令を出す。
「静かの海で不法侵入発生。直ちに捜査を開始せよ」

部下たちは現場へ向かった。立てられた国旗のそばに足跡が残っている。
「よし、型を取れ。慎重にな」

石膏で作られた足型を持って、宇宙船へと急ぐ。
ドアが開いて船長が現れた。

「月面署の者だ。不法侵入の件を調査している」
「この足型に合う船員はいるか?」

全員足を入れてみたが、合う者はいなかった。
「仕方ない。他の証拠を探そう」

アポロ11号では、ホッとした船長の姿があった。

「着陸の時にぶつけてしまって」
怪我で足が腫れていたのだ。
SF
公開:19/07/20 00:00
更新:19/07/20 10:31
月面着陸50周年 54字バージョンもあります

ロッサ( 大阪府 )

短い物書き。
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