非リア充の逆襲
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俺はこの町で一番高いビルの屋上に立っていた。
鳥の鳴く声以外には何も聞こえない。
とても静かだった。
リア充がいなくなってからどれくらい経つのだろう。
正確には俺たちが消したのだが。
彼女ができたことのない俺たち非リア充は、ある時に怒りが爆発した。
なんでお前らばかり。
俺たちは殺戮の限りを尽くした。
この流れは世界中に広がり、リア充たちは段々と数を減らしていった。
そして今、人類は滅亡の危機に瀕している。
子孫繁栄に貢献していたリア充がいなくなれば、当然人類は衰退していく。
初めも俺は、残った非リア充で結ばれていくと思っていた。
だが、この世にそんな素質を持つ者はもういない。
リア充を殺すような非リア充が、人間として正常なわけがないのだ。
そんなことは自分でも分かっている......。
優しい風が俺の頬を撫でた。
鳥の鳴く声以外には何も聞こえない。
とても静かだった。
リア充がいなくなってからどれくらい経つのだろう。
正確には俺たちが消したのだが。
彼女ができたことのない俺たち非リア充は、ある時に怒りが爆発した。
なんでお前らばかり。
俺たちは殺戮の限りを尽くした。
この流れは世界中に広がり、リア充たちは段々と数を減らしていった。
そして今、人類は滅亡の危機に瀕している。
子孫繁栄に貢献していたリア充がいなくなれば、当然人類は衰退していく。
初めも俺は、残った非リア充で結ばれていくと思っていた。
だが、この世にそんな素質を持つ者はもういない。
リア充を殺すような非リア充が、人間として正常なわけがないのだ。
そんなことは自分でも分かっている......。
優しい風が俺の頬を撫でた。
SF
公開:19/07/19 18:16
スクー
絶滅したリア充
ショートショートに魅入られて自分でも書いてみようと挑戦しています。
悪口でもちょっとした感想でも、コメントいただけると嬉しいです。
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