切ない気持ち

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私の頭の中で、いつも、あなたの声が木霊している。
自分を見失いそうになった時、怒りで手が震える時、哀しみで心が喪失した時にすぐにそれが慰めてくれる。

切ないくらいに愛していたあなたを失ってから、私は不自由な愛を手に入れたようであった。

「もっと、あなたの笑顔が見たくて、もっと、あなたのことを愛したくて、もっと、呼吸を共にして、少し照れながら互いを深く知りながら」

「でも、あなたがいなければこの心は何にも満たされないよ」
私は、色々と我慢をしてきた。でも、我慢にも限界がある。

「あなたの出会えて嬉しかった。でも、別れがこんなにも早く来るのは最低だよ。本当なら現実で私のことをいつまでも支えてくれて
いたはずなのにさ」
ぐっと涙をこらえる。いつもなら、泣いていたはずだけど。だって、必ず、あなたが私を助けてくれるから。
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公開:19/07/15 22:00

神代博志( グスク )









 

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