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そこらの平民では中々入店出来ないような、そんなリッチなレストランにて。
今宵。タキシードを着た一人の青年が、お客様の周囲を徘徊中。
7,8人程が座る丸テーブルに目星を付け、爽やかな笑顔で語りかける。
「お客様、素敵な余興はいかがでしょう?」
多少のお酒が入った紳士淑女は大喜び。喜んで余興を依頼するものだ。
青年は微笑み、準備開始。といっても数秒。丸テーブルの外に垂れているテーブルクロスを掴むだけ。
かくし芸で有名なテーブルクロス引きだ。
上の食器を落とさず、敷かれているテーブルクロスだけを引き出す。
場に走る、心地よい緊張。
青年は幅広くクロスを持ち、呼吸を整え、
一気にクロスを引く。
吹っ飛ぶ食器類。
吹っ飛ぶ食事類。
響き渡る悲鳴。
悲鳴を背後に、青年、颯爽と退場。
退場しながら思う。
明日は上手くできれば良いなぁ。
青年は常に希望を忘れない。
【余興】
今宵。タキシードを着た一人の青年が、お客様の周囲を徘徊中。
7,8人程が座る丸テーブルに目星を付け、爽やかな笑顔で語りかける。
「お客様、素敵な余興はいかがでしょう?」
多少のお酒が入った紳士淑女は大喜び。喜んで余興を依頼するものだ。
青年は微笑み、準備開始。といっても数秒。丸テーブルの外に垂れているテーブルクロスを掴むだけ。
かくし芸で有名なテーブルクロス引きだ。
上の食器を落とさず、敷かれているテーブルクロスだけを引き出す。
場に走る、心地よい緊張。
青年は幅広くクロスを持ち、呼吸を整え、
一気にクロスを引く。
吹っ飛ぶ食器類。
吹っ飛ぶ食事類。
響き渡る悲鳴。
悲鳴を背後に、青年、颯爽と退場。
退場しながら思う。
明日は上手くできれば良いなぁ。
青年は常に希望を忘れない。
【余興】
その他
公開:19/07/13 03:07
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