聖剣の争奪

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「俺が食い止める、逃げてくれ」
市松はとっさに剣を構えてこう言った。
敵は3人。
市松が手こずる相手ではないと
俺たちは信じてガリーシアへと走った。
竹藪の中を進み、視界が開ける。
街が見えた。
丘から見える石造りの建物が
ひしめき合っている。
そして、ある寺院に立ち寄った。
「ここに来れば、何か情報を得られるかもしれない」
仲間のツブテが言った。
「しかし、市松が心配だ。刺客も街に潜んでいるだろう」
こう答える俺だった。
そして、神父の言葉を頼りに
郊外の森へと向かった。
木の上から、小さな妖精が降りてきた。
「市松と一緒じゃないと、この剣には
触れられないの」
妖精は困った様子で俺たちを見た。
「そうだ、これを使えば、
彼をテレポート出来るはずよ」
渡されたのは土笛だった。
笛を吹く。
しばらくして、傷だらけの市松が現れた。
「待たせた、遅れてすまん」
しかし奴らも来てしまった。
ファンタジー
公開:19/07/12 21:56

小脇 進( 埼玉県 )

小脇 進と申します。
まだ小説も、ショートショートも書くのは初心者です。
※最近は詩作を中心に活動しています。

「分かってないなあコイツ」
と思っても、温かく見守っていて下さい。
よろしくお願いします。
                                                                               
2019年5月19日(日)17時55分頃より始めました。
以上です。

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