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彼氏が出来た。毎日毎日彼のことを考えてしまう。こんなにも彼のことを想っているのに、彼は私のことをどれくらい考えてくれたりするんだろうか。彼の心を覗きたくなった。
彼がウチに泊まりに来た。隣ですやすや眠る彼。
覗きたい。
彼の胸に自分の鼻を押し込んだ。
ズブズブ……そのまま彼の体内に頭を沈める。
彼の職場のデスクが見える。右側の引き出しにきらきら光る何かが見えた。
ズブズブズブズブ……右手で内臓をおしのけると引き出しを開けることができた。中の四角いケースをパカッと開くとダイヤの指輪が現れた。
これはまさか……
期待で胸をふくらませたせいで、私の鼓動が彼の心臓にダイレクトに伝わったらしい。
「何してるんだよ……」
彼が目を覚ました。クスッと笑い声。私はあわてて彼の体内から自分の頭と右手を抜いた。彼は私の左手薬指をそっと撫でた。
「結婚してください。で、次は俺の番。」
ズブリ。
彼がウチに泊まりに来た。隣ですやすや眠る彼。
覗きたい。
彼の胸に自分の鼻を押し込んだ。
ズブズブ……そのまま彼の体内に頭を沈める。
彼の職場のデスクが見える。右側の引き出しにきらきら光る何かが見えた。
ズブズブズブズブ……右手で内臓をおしのけると引き出しを開けることができた。中の四角いケースをパカッと開くとダイヤの指輪が現れた。
これはまさか……
期待で胸をふくらませたせいで、私の鼓動が彼の心臓にダイレクトに伝わったらしい。
「何してるんだよ……」
彼が目を覚ました。クスッと笑い声。私はあわてて彼の体内から自分の頭と右手を抜いた。彼は私の左手薬指をそっと撫でた。
「結婚してください。で、次は俺の番。」
ズブリ。
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公開:19/07/13 20:40
夜野 るこ と申します。
(よるの)
皆さんの心に残るようなお話を書くことが目標です。よろしくお願いします。
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