bowling machine

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ストライーク!万歳!格好いい!

観客席で黄色い声援が飛び交う。
ボウリングマシンの異名を持った奴が死んだ今、人気実力共に俺が一番だ。
常に俺の前に立ち塞がる憎々しい相手だった。だかその分手を汚した甲斐があった。バラバラにした奴の体は今頃…。
「ここだよん」
奴の声だった。レーンの先で、殺したはずの奴が再び俺の前に立ち塞がっていた。馬鹿な、あれは幻覚だ!
「幻覚じゃないよ。同じ目にあわせるために帰って来たよ」
黙れ!幻覚の癖に口調や、にやついた面までそっくりだ。ぶつけて消し飛ばしてやる!そのままピンみたいに立ってろ!
渾身の力を込めて球を放り投げた、つもりだった。俺の三本の指は穴に嵌ったまま抜けなくなっていた。
「人を呪わば穴二つ。いや三つだったねぇ」
勢いは止められず、俺の体はレーンを滑り奴をすり抜けピンに衝突した。
「ストライーク!断罪!」
ピンセッターのバーが俺の首の上に下りてきた。
ホラー
公開:19/07/11 20:11
更新:19/07/12 18:38
楽曲お題シリーズ 第四弾 ミッシェルガンエレファント bowling machine URLが不正と出て 動画は貼れず笑

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