株式会社ポルチーニ

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「なめこんのか、コラ!」
今日も営業部に部長の怒号が響き渡った。
僕は「まいったけ」とウンザリしながら部長の言葉を聞き流す。上司は仕事も出来ないくせに、やたらきくらげが高い典型的なパワハラ野郎だ。トリュフぁえず反省したフリをしていたが、チラリと時計に目をやった所を見つかり、再び怒りの炎に油を注いでしまった。
「聞いてるのか!主任のお前がそんなことじゃ、ひらたけ社員のぶなにしめじがつかないだろ!」
なんで僕はこんなブラック企業に入社してしまったんだろう。5年勤めて主任になった頃には同期は全員消えていた。部長が異動するのをただまつたけじゃダメだ。クソ上司にしいたけられて僕はもう我慢の限界だった。
「…テメエはそんなに仕事が出来るエリンギートなのかよ」
「なんだと!?」
「根性論だけで暑苦しいわ。おまけにこの会社、風通し悪くてムレムレして気持ち悪いんだよ。キノコが生える前に辞めマッシュルーム!」
ファンタジー
公開:19/07/11 23:25
更新:19/07/15 22:30
スクー 蒸れる社会問題

のりてるぴか( ちばけん )

月の音色リスナーです。
ようやく300作に到達しました。ここまで続けられたのは、田丸先生と、大原さやかさんと、ここで出会えた皆さんのおかげです。月の文学館は通算22回採用。これからも楽しいお話を作っていきます。皆さんよろしくお願いします。

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