美味しい惣菜屋

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信号は赤だ。
隣に惣菜屋のおばさんが並んだ。
「生姜がきれちゃってね。そこのスーパーに。あら、あんたもスーパー行くの?あらぁ、うちで惣菜買えばいいわ。今日はいい三元豚をカツにしたのよ。作るの一苦労だったわ。なんせ肉を叩いて柔らかくするの大変だったから。硬直しててね。そんなに怖かったのかしら、言い合いにならなきゃ私が揚げなくてもすんだんだけどねぇ。余計な手間ばかりかけさせるんだから、うちの旦那。もうそろそろ痛むから早いところ他の部位も料理しなくちゃ。え?あんなの豚と変わんないわよ。脂のってるわよ。ちょうど食べ頃だったわ。美味しくできたから、良かったらうちにも寄ってちょうだいね。」
揚げ物担当はおじさんだ。
おばさんの真っ赤なエプロン、おじさんへの愛が激しく伝わってくる。
カレーにする予定だからトッピングにトンカツ買おう。
揚げ物美味しかったんだけどな。
信号が青になった。
ホラー
公開:19/07/11 22:28

夜野 るこ

  夜野 るこ と申しますm(_ _)m!
(よるの)

2019年の夏からSSGでちまちま書いております!皆様の心に残るような作品を書けるように、楽しみつつ頑張りたいと思います!

目標は読者様のお気に入りになる作品を書くことです!

最近はほんわかした話を書きたいと思っていても何故かホラーテイストになる呪いにかかっています(--;)

どうぞよろしくお願いします(*˙˘˙*)

 

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