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暇を持て余した若者が退屈そうに友人へと問いかけた。
「なぁなぁ?」
「なに?」
「なんか、大切な物埋めねぇ?」
「なんで?」
「暇だから」
「はぁ?」
「最近の流行りらしいぜ」
「ふーん」
「そんで、何年後かに掘り起こすんだってさ」
「なんだそれ……まぁ、ちょっと面白そうではあるな」
「だろ?」
「それなら、もっと大勢でやろうぜ。みんなが何埋めるか見てみたいし」
「おー、いいね! さっそく、集落のみんなにも言ってくるわ」
若者の声掛けに皆が応え、それぞれの大切な物が集まった。
人型のオモチャ、器、食器、オモチャの剣、中には、自分自身が埋まる等というふざけた輩まで現れ、多種多様な物が集まった。
「よっしゃー、埋めるぞー!」
それから1500年後ーー
「古墳があったぞー」
「なぁなぁ?」
「なに?」
「なんか、大切な物埋めねぇ?」
「なんで?」
「暇だから」
「はぁ?」
「最近の流行りらしいぜ」
「ふーん」
「そんで、何年後かに掘り起こすんだってさ」
「なんだそれ……まぁ、ちょっと面白そうではあるな」
「だろ?」
「それなら、もっと大勢でやろうぜ。みんなが何埋めるか見てみたいし」
「おー、いいね! さっそく、集落のみんなにも言ってくるわ」
若者の声掛けに皆が応え、それぞれの大切な物が集まった。
人型のオモチャ、器、食器、オモチャの剣、中には、自分自身が埋まる等というふざけた輩まで現れ、多種多様な物が集まった。
「よっしゃー、埋めるぞー!」
それから1500年後ーー
「古墳があったぞー」
SF
公開:19/07/05 02:28
更新:19/07/05 02:32
更新:19/07/05 02:32
多くは語らぬ世の情け、見て感じ取り、考えよ!
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