私のいない未来
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わたしを繋ぎ留められるものがあるのなら、何だって利用すると母は泣いた。
わたしが寝静まったはずの夜更けに、泣いていた。
それを目にしてわたしは、そっと目蓋を下ろして自分のいない未来を想像する。
騒がしい輪の中にも、明るいリビングにも、あの人の隣にも。
わたしの姿は、なくなってしまうのだ。
わたしが寝静まったはずの夜更けに、泣いていた。
それを目にしてわたしは、そっと目蓋を下ろして自分のいない未来を想像する。
騒がしい輪の中にも、明るいリビングにも、あの人の隣にも。
わたしの姿は、なくなってしまうのだ。
その他
公開:19/04/01 09:34
きざはしと同一人物。
140字小説を書きます。
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