永遠に

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明日どうなっているかも分からない身で、こんなことを告げるのは馬鹿な真似だろうか。

腕を引いて抱き寄せた彼女の華奢な身体に、その温もりに心底安心する自分がいて少し戸惑ってしまう。

とん、と胸に小さな衝撃が走って腕の中を見下ろせば、彼女が拳をこの胸にぶつけていた。

涙声で馬鹿と呟いていた。
恋愛
公開:19/04/01 09:32

きざはしと同一人物。
140字小説を書きます。

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