恋雨

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本当に許せないのは意地の悪いあなたではなく、そんなあなたに翻弄される私自身だ。

こんなもの、恋ではないと言いながら抱いて棄てられないこの想いは、それでは何だと言うのだろう。

この頬に流れる涙を、溢れる気持ちを何と説明するのだろう。

町を濡らす雨脚は強まるばかりで、涙の匂いすら消し去る。
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公開:19/03/29 08:22

きざはしと同一人物。
140字小説を書きます。

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