恋雨
2
5
本当に許せないのは意地の悪いあなたではなく、そんなあなたに翻弄される私自身だ。
こんなもの、恋ではないと言いながら抱いて棄てられないこの想いは、それでは何だと言うのだろう。
この頬に流れる涙を、溢れる気持ちを何と説明するのだろう。
町を濡らす雨脚は強まるばかりで、涙の匂いすら消し去る。
こんなもの、恋ではないと言いながら抱いて棄てられないこの想いは、それでは何だと言うのだろう。
この頬に流れる涙を、溢れる気持ちを何と説明するのだろう。
町を濡らす雨脚は強まるばかりで、涙の匂いすら消し去る。
恋愛
公開:19/03/29 08:22
きざはしと同一人物。
140字小説を書きます。
ログインするとコメントを投稿できます