優しさ

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夢のその先のことが考えられなくて、この先進むべき道も見えてこなくて、立ちすくむわたしの背をあなたの手が押す。

それでもその場所を選んだのは君じゃないかと、悲しげに微笑む。

あなたのほうへ歩き出そうとするわたしに、優しさと言う名の粉雪が降り注ぐ。

微笑みごとあなたの姿をかき消してしまう。
恋愛
公開:19/03/27 07:14

きざはしと同一人物。
140字小説を書きます。

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