小さいおじさん

16
14

「カエルは魔法が解けて王子様に…寝たかな」
妹が寝て、父が帰宅した。

「美穂!連れてきたぞ!」

父の手にパグっぽい犬が。
茶色く、毛も薄く、くしゃっとした顔。少し臭い。まるで小さいおじさん。なんか…嫌。

そして次の日。
妹はなぜか気に入ったようだ。
「お散歩いく?」

小さいおじさんが少女につながれて四つん這いで歩く…
慌ててリードを取り上げて私は飛び出した。

小さいおじさんは私の前をチロチロ歩く。加齢臭が漂ってきた…

突然、口を誰かに塞がれた。
恐怖が体中を駆け抜ける。直後、男の足に小さいおじさんが噛みついた。
怯んだ犯人はすぐに逃げ出した。

恐怖で固まる私に小さいおじさんが近寄る。

ありがとう。

安堵の涙が出た。その涙は小さいおじさんに落ちた。すると魔法が解け、小さいおじさんはただのおじさんに戻った。

首輪のついた。
全裸の。

「イヤ!」
つい、ビンタしてしまった。
その他
公開:19/03/23 23:56
更新:19/03/24 09:59
おじさん祭 祭り初心者 参加しても良いですか?

たらはかに( 日本 )

9月は坊ちゃん賞を書くので更新止まります!すみません!!

「平安時代初期には【たらはか】という言葉が存在していました。【自分らしく生きる】という意味だったそうです。私は自分らしさを見つけるべく「たらはかに」という名前に……」突然、真紅のハサミが私の首を落とした。「ナマエカブッテル」犯人はゆっくりと横歩きで逃げていった。

https://twitter.com/tarahakani
猫ショートショート入選 猫いちご練乳味

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容