私の兄貴がこんなに不動明王像なわけがない

1
6

「あー風呂風呂、げっ」
「きゃ、スケベ!バカにぃ!」
「ご、誤解だー、入ってたとは」
「信じられないこのド変態!妹の裸を…あ、きっと山門でも女子のことジロジロ見てるんでしょ!スカスカの木像のくせに!もしかしてチカのことも!?」
「み、み、見てねーよ、つーかスカスカなのはその胸、ってやばっ」
「はぁ?聞こえないんですけどー!言いたい事があるならハッキリ言いなさいよ!てゆーか出てけこのドスケベ!ふざけんなし!!」
「な!そこまで言うなら言ってやるよ、よくきけバカ妹よ!おめーの虚空尽き衆生尽き涅槃尽きなば我が願も尽きん 遮那は中央に坐す遮那は阿誰の号ぞ本是我が心王なり 六大無碍にして常に瑜伽なり四種曼荼 各々離れず三密加持すれば速疾に顕わる重重帝網なるを即身と名づく 仏法遥かに非ず心中にして即ち近し 摩尼自ら宝に非ず工人能く瑩く のうまくさんまんだばざらだん せんだまかろしゃだそわたや …」
その他
公開:19/03/21 12:15
更新:19/06/29 11:48
ラノベ×真言宗

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容