それは未来へのはじまり
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ねえ、と袖を引けばそれだけで分かってくれるから、甘えていた。
季節外れのもみの木の下で、苦しそうに顔を顰めるあなたにぎゅっと掴まれた左手が、つらくなってしまうほど痛い。
わたしたち、この木がキラキラにデコレーションされる頃には、幸せになれているのかな。
あなたは囁く、「帰したくない」。
季節外れのもみの木の下で、苦しそうに顔を顰めるあなたにぎゅっと掴まれた左手が、つらくなってしまうほど痛い。
わたしたち、この木がキラキラにデコレーションされる頃には、幸せになれているのかな。
あなたは囁く、「帰したくない」。
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公開:19/03/21 07:50
きざはしと同一人物。
140字小説を書きます。
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