新生活法案

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新生活法案は、新たな生活を望む者達の希望の光である。
対象者として選出された俺は、新生活を送ることができる。そしてついにその日が訪れた。
「貴方がたには輝かしい新生活が待っております」
主催の声で幕が開き、選出者達は別室へと連れていかれる。俺の番がきた。緑の扉を開いた先には数人の面接官。彼等が俺の新生活を決めてくれるらしい。
「この方はどうします?前世は人間だったようですが」
「動植物でいいのでは?やはり人間を増やすとなると調整が難しい」
「しかし種類を決めるのも億劫ですねぇ」
面接官達は、俺にはよくわからない言葉を喋っていた。
恐らく次の新生活先を決めているのだろう。
「ではサイコロで決めましょう」
「おや、それではこちらで決まりですね」
暫くするとまた別室へと案内され、大きな白い扉の前に立たされる。
「それでは、行ってらっしゃいませ」
扉が開く。真っ白な光の中に、俺は飛び出した。
その他
公開:19/03/20 23:56

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