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毎年、俺にチョコレートを送ってくる女がいる。
それは小学生の時から始まり、中学、高校、大学と続き、社会人になった今でもチョコを持ってやってきた。
そこそこの美女ではあったが、どうもこの女は苦手だった。
目の奥に、何か尋常ではない光を感じるのだ。
それに、渡してくるチョコも、年々おかしな形状のものになってきていた。
ある年は虫の形のチョコ、またある年は骸骨の形のチョコ、そして去年は足の形のチョコだったりした。
「俺、あんたと付き合う気はないからね」
と毎年のように言うのだが、女はにこにこと笑うばかりで、何を考えているのかよく分からなかった。
ところが、今年だけは本人が現れず、大きな荷物がやってきた。
手紙が貼付けてあり「これが最後のチョコになります」と書かれてあった。
「やっと俺の事を諦めたかな?」
と思いながら、大きな段ボールの中を見ると、女の形をした等身大のチョコレートがあった──。
それは小学生の時から始まり、中学、高校、大学と続き、社会人になった今でもチョコを持ってやってきた。
そこそこの美女ではあったが、どうもこの女は苦手だった。
目の奥に、何か尋常ではない光を感じるのだ。
それに、渡してくるチョコも、年々おかしな形状のものになってきていた。
ある年は虫の形のチョコ、またある年は骸骨の形のチョコ、そして去年は足の形のチョコだったりした。
「俺、あんたと付き合う気はないからね」
と毎年のように言うのだが、女はにこにこと笑うばかりで、何を考えているのかよく分からなかった。
ところが、今年だけは本人が現れず、大きな荷物がやってきた。
手紙が貼付けてあり「これが最後のチョコになります」と書かれてあった。
「やっと俺の事を諦めたかな?」
と思いながら、大きな段ボールの中を見ると、女の形をした等身大のチョコレートがあった──。
ミステリー・推理
公開:19/03/19 13:07
更新:19/03/24 13:45
更新:19/03/24 13:45
(੭∴ω∴)੭ 渋谷獏(しぶたに・ばく)と申します。 小説・漫画・写真・画集などを制作し、Amazonで電子書籍として販売しています。ショートショートマガジン『ベリショーズ』の編集とデザイン担当。
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