茹だるような

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どうにかなってしまいそうだとあなたがつぶやくから、どうにかなってしまえばいいのにとささやく。

あなたの広い胸に添えた手を、瞳を大袈裟なほど揺らしたあなたが払い除ける。

それはつまりわたしに対する最大限の拒絶。

やめようか、あなたは言う。

やめられないわ、わたしも言う。

茹だるような夏の夜。
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公開:19/03/20 08:32

きざはしと同一人物。
140字小説を書きます。

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