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長い道を一緒に歩いてきた四人は、五叉路にやってきた。
「とうとう来たな、ワタル、ジル、イソップ。みんなどの道を行く?」
「俺は左に行きたい」
「ワタルは左か、ジルは?」
「俺は右」
「イソップ、お前はどっちだ? イソップ?」
グス…
「イソップ、泣いてるのか? 今から泣いてどうする。これからは1人で行かなければならないんだぞ!」
「うん…」
「どちらか好きな道を選べ、イソップ」
「真っ直ぐ…」
「よし、分かった。じゃあ俺は残ったこの道を行く。あっ、イソップ、見てみろ、お前の道! 遠くまで朝日が射し込んでるじゃないか」
「ああ!」
「お前の道は光り輝いている。必ず道は開ける。勇気を持って行くんだ! イソップ!」
「ありがとう、タケシ。俺、行くよ」
「よし、決まった。じゃあ行こう。いつかまた会おう!」
おおー!
四人は歩み始める。先の見えない、それぞれの道へ。
「とうとう来たな、ワタル、ジル、イソップ。みんなどの道を行く?」
「俺は左に行きたい」
「ワタルは左か、ジルは?」
「俺は右」
「イソップ、お前はどっちだ? イソップ?」
グス…
「イソップ、泣いてるのか? 今から泣いてどうする。これからは1人で行かなければならないんだぞ!」
「うん…」
「どちらか好きな道を選べ、イソップ」
「真っ直ぐ…」
「よし、分かった。じゃあ俺は残ったこの道を行く。あっ、イソップ、見てみろ、お前の道! 遠くまで朝日が射し込んでるじゃないか」
「ああ!」
「お前の道は光り輝いている。必ず道は開ける。勇気を持って行くんだ! イソップ!」
「ありがとう、タケシ。俺、行くよ」
「よし、決まった。じゃあ行こう。いつかまた会おう!」
おおー!
四人は歩み始める。先の見えない、それぞれの道へ。
青春
公開:19/03/16 21:58
更新:19/03/20 23:01
更新:19/03/20 23:01
新生活
一緒に歩んだ一つの道
そこから開く四つの道は
一人で歩むそれぞれの道となる
第27回ゆきのまち幻想文学賞「大湊ホテル」入選
第28回ゆきのまち幻想文学賞「永下のトンネル」長編佳作
一期一会。
気の向くままに書いては、読んで、コメントしています。
特に数学・物理系のショートショートにはすぐに化学反応(?)します。
ガチの数学ショートショートを投稿したいのですが、数式が打てない…
書こうと考えてもダメで、ふと閃いたら書けるタイプ。
最近は定期投稿できてないですが、アイデアたまったら気ままに出没します。
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