弱虫

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全部、そう全てさ。

どれもこれも口実に過ぎなかったんだよ。

君に会いに行くための、そして君の隣に居るための。

一緒に居ようか、なんて弱気な僕はいつまで経っても言えなくてさ。

君の笑顔を見られるだけで満足してしまっていたんだ。

涙を堪えるような顔で君が僕の小指を掴む。

僕はどうすることも出来ず。
恋愛
公開:19/03/17 10:02
更新:19/03/18 09:28

きざはしと同一人物。
140字小説を書きます。

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