少女

0
4

靴擦れをしたみたいに心の端が擦れて血が滲むように痛む。

もう二度と、だなんて悲劇のヒロインじみた台詞をつぶやいて暗がりにしゃがみ込む。

もう誰もわたしに構わないでなんて言いながらも誰か苦しむわたしを見つけてと声なく叫ぶ。

泣いて泣いてそれでも助けなんて来なくて今日もわたしは泣いていた。
青春
公開:19/03/17 09:55

きざはしと同一人物。
140字小説を書きます。

コメントはありません

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容