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まだ肌寒いとは言え、春の彼岸も近い今朝。
山の端まで日も昇り、以前の薄暗さは無い。
その朝日から、通勤途中の私の足元に、ビルの影、車の影、そして行き交う人々の影が伸びてくる。
私は眩しさの中、俯き加減で足元と影ばかり見ていた。
あれっ!今左に横切った人、影が無い?
反射的に顔を上げ姿を追う。
影が歩いていた。
コートを着て、マフラーを巻いた影そのもの。
その影の人はこちらを振り返ってニッと笑った・・・笑った様に見えた。
そして立ち去った。北の方へ・・・。
今日は暖かくなりそうだ。
私は朝日を浴びながら思う。
さっきの影の人は、冬の影だったのだろうか?
山の端まで日も昇り、以前の薄暗さは無い。
その朝日から、通勤途中の私の足元に、ビルの影、車の影、そして行き交う人々の影が伸びてくる。
私は眩しさの中、俯き加減で足元と影ばかり見ていた。
あれっ!今左に横切った人、影が無い?
反射的に顔を上げ姿を追う。
影が歩いていた。
コートを着て、マフラーを巻いた影そのもの。
その影の人はこちらを振り返ってニッと笑った・・・笑った様に見えた。
そして立ち去った。北の方へ・・・。
今日は暖かくなりそうだ。
私は朝日を浴びながら思う。
さっきの影の人は、冬の影だったのだろうか?
ファンタジー
公開:19/03/15 08:07
更新:19/03/17 13:34
更新:19/03/17 13:34
心に響く爽やかなお話しをお送りしたいのに、ああそれなのに・・・
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