出会いの季節は冬なので
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「運命の人と出会うとビビビとくるのよ」
母が言った。嘘でしょと笑うと、ムッとした顔をされた。
「お父さんと会ったときもビビッときたんだから」
「そうなの?」
母は頷いた。
「出会ったのね、お母さん嫌なことがあってやけ酒した帰りだったの」
フフフ、と嬉しそうに笑う。
「酔って転んだお母さんをお父さんが引っ張って起こしてくれたの。そのとき…手が触れた瞬間にね、ビビッと電流みたいのが走って、私この人の恋人になりたいって思ったのよ」
「ふぅん」
「お父さんもビビビときたの?」
仕事帰りの父にきいてみると困った顔をされた。
「こなかったの?」
「いや、確かにビビビとは来たよ」
「え、ほんと!?」
父は微妙な顔をしているが照れてるんだろうか。やっぱり運命の出会いはビビビっとくるものなのかしら。
(本当は静電気なんだけどなあ)
セーター着てたからかなあ、と父は思ったが知らないふりをした。
母が言った。嘘でしょと笑うと、ムッとした顔をされた。
「お父さんと会ったときもビビッときたんだから」
「そうなの?」
母は頷いた。
「出会ったのね、お母さん嫌なことがあってやけ酒した帰りだったの」
フフフ、と嬉しそうに笑う。
「酔って転んだお母さんをお父さんが引っ張って起こしてくれたの。そのとき…手が触れた瞬間にね、ビビッと電流みたいのが走って、私この人の恋人になりたいって思ったのよ」
「ふぅん」
「お父さんもビビビときたの?」
仕事帰りの父にきいてみると困った顔をされた。
「こなかったの?」
「いや、確かにビビビとは来たよ」
「え、ほんと!?」
父は微妙な顔をしているが照れてるんだろうか。やっぱり運命の出会いはビビビっとくるものなのかしら。
(本当は静電気なんだけどなあ)
セーター着てたからかなあ、と父は思ったが知らないふりをした。
その他
公開:19/03/15 22:03
更新:19/03/15 22:20
更新:19/03/15 22:20
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